書斎普及のはじまり

書斎普及、そもそものきっかけは2013年のことです。 収納アドバイザー・杉田明子さんからこんなお話を聞きました。 「依頼があっていろんなお家に行くけど、最近本棚がない家が増えてる。本が減ってきている。あっても飾り程度に置いているだけ。  活字離れや読書離れが進んでいることは知っていたが、最近、実感するようになった。」と。   杉田さん筆頭に、おかたづけ屋さんや引っ越し屋さんからも同じような声を聞きました。 これはまずい、と私はおもいました。 本を読まないひとが増えたり、本が無い世の中など想像しただけで怖くなります。 なぜなら、人は「本」や「本がある環境」に守られるから!   そしてもう一つ衝撃なこと、 「逆に本が好きなひとのお家はどうなっているかというと、本がそこらじゅうに溢れている、本棚に収まっていない。  “この本が好き”“この本で人生が変わった”“この作家さんが好き”と言いながら肝心の本はその辺に積み上げていて  本にも著者にも敬意がない。」  これも杉田さんが言われたのですが、ドキっとしました。 その頃、私もそのような状態だったから。   本を読む読まない問わず、けっきょく本棚が必要だとおもいました。 「本を普及するまえに、本棚を普及しなければいけない」  しかし、そうおもったのもつかの間「ミニ書斎をつくろう、 杉浦伝宗 著」(メディアファクトリー発行) という本に出会い、本棚普及から「書斎普及」に変わったのですが・・。  詳しくは本を読んでいただくとして。   書斎の三種の神器とは、机、椅子、本棚です。 私もそのころ自宅に書斎がありませんでしたので、まず自分から作ってみようと思いました。 ところがいざ買おうとすると、既製品には丁度いいものがありませんでした。 たとえば本棚などホームセンターや通販でいくらでも手に入るのですが、カラーボックスや三段ボックスのような 耐久性の低い商品がほとんどなのです。 それらは安価ではありますが、使ってるとすぐに棚板がヘタってきます。  そんな棚を見てるとこちらの気持ちまでヘタってきそうです、せっかくの書斎なのに。 どうせなら自分の子供や孫に残せる丈夫なものがいい。 なら当店で作ろう、ということになりました。   そう決意したのが20141月、 まだ商品は少ないですが、職人さん選びから、デザイン、機能性、コストなどおよそ1年半かけて河田式書棚が生まれました。 私も家で愛用していて、この棚のおかげで念願の書斎を持つことができたのです。 小さくとも書斎の役割はじゅうぶんに果たしてくれます。   さて、次は「書斎のルーツ」をどうぞ。 面白いですよ!