書斎のルーツ

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諸説ありますが、16世紀頃、ヨーロッパで貴族たちの間で広まったのが書斎の始まりだそうです。

その後、一般家庭でも普及されたとか、15世紀ころから修道院で神様のお勉強をするのに使われていたとか。

「読む、書く、考える」という書斎の役割から観ればもっと古くから存在したという説もあります。

書斎の原点は原始時代の「洞穴」だというのです。

まだ狩りをしていた頃、洞穴のなかで仲間と、どこに獲物がいたとか、あそこに行くと危険だとか、

生きるための術を仲間と交信していたのです。 まだ言葉も文字もなかった頃ですから、棒で土壁に絵を描いていたと。

 

洞穴の利点は「安心できる」ということです。

木の下や、草むらでも生活はできましたが、いつ敵に襲われるかわかりません。

昼間命がけで獲物を追いかけて、ただでさえ精神的に疲れているのに四六時中 気を張っていては身が持たないのです。

その点、洞穴は中から敵が襲ってくることはありませんし、入り口に一人見張りをつけておけば安心して眠ることができます。

気をを休められるからこそ、また次の日も元気に狩りができたのです。

 

いま生きている私たちは狩りはしませんが、日々仕事で身を削ってるという点では同じではないでしょうか。

体や心のバランスをとるためには、やはり心身休まる時間、場所が必要です。

これがあってこそ、仕事で発揮できるのです。

仕事のストレスを発散するために呑み屋に通ったり、お姉ちゃんと遊んだり、あるいは健康的にスポーツをしたり、

それもいいのですが発散はできても根本的な問題は解決されません。

誰にでも直面している何かがあり、自分とじっくり向き合わないといけない時があるのです。

ほかにも面白い話があります。

原始時代に生きていたひとの遺伝子が、私たちにも残っているといいます。

狭い所が好きとか、うす暗い所がおちつくとか、焚火を眺めてると安心する、そういう感覚です。

これは納得できるひと多いのではないでしょうか。

 

男性に「お家のなかで一番おちつく所はどこか?」と尋ねると、かなりの確率で『トイレ』と答えます。

トイレを書斎にしているとか、意味なく長時間座ってるとか、トイレでいい考えが閃くとか、愛用者は多いようです。

だったら、トイレでなく書斎でしませんか?と私は提案したくなります。

トイレで本を読んだりたばこは吸えても、珈琲を飲むわけにいきませんからね。

 

書斎も洞穴のように「こもる」という感覚が重要です。

ひとり、薄暗いなかで、こそこそと・・・ 

ここで考えたことが明日の現実となります!